写真展を巡りながら、まち歩き。
「写真の町」東川町では、毎年夏に
「東川町国際写真フェスティバル」が開催される。
夏の暑さが和らいできた8月の終わり頃、
散歩をしながら写真展を巡ってみた。
まずは「東川町文化ギャラリー」へ。
『第37回写真の町東川賞受賞作家作品展』が
開催されていた。
施設内では町内カフェのコーヒーや
ギャラリーオリジナルグッズの販売もしており、
コーヒーを飲みながら、ゆっくりと
余韻に浸れるロビーやラウンジスペースもある。
屋外にも展示が。ベンチに座りながら
外でゆっくりと観賞するのも心地良い。
文化ギャラリーの通り沿い、すぐ近くに「郷土館」がある。
この建物は旧役場庁舎で、
現在は東川の歴史を知る資料館として見学できる。
建物の窓部分や門石に写真の展示がされていた。
中に入ると、開拓時代の農機具や、
東川を走っていた軌道電車の実物が展示されている。
東川町の歩みや開拓した人々の生活の様子、
地域に生息するシカやキツネ、ウサギやエゾリスなどの
剥製が展示されており、大人も子供も一緒に楽しめる。
文化ギャラリーと郷土館の間の通りに建っているのが
一軒家のコンサートホール「小西健二音楽堂」。
ここでは定期的にコンサートが開かれたり、
曲の練習や創作活動の場、宿泊施設としても
利用ができるようだ。
住宅地の中を少し歩いていくと赤レンガ倉庫が。
そこにも拡大された写真の展示がされていた。
すぐ横には「東川駅跡」の記念碑がある。
1927年からおよそ50年近くに渡って旭川と東川を結んでいた鉄道の終点駅、東川駅。
住民や農作物などの輸送に利用されていた。
記念碑の裏、少し奥にはホームもまだ残っている。
ホームを見て、農協の米穀物の貯蔵として使っていた倉庫を見て、ここの通りの広い道路を見てイメージする。
「ここのホームに人が集まり、ここを軌道電車が走って農作物を運んでいたのかな」と。
当時の様子を想像するだけでも楽しい。
住宅地から大通りへ出て、通りを歩くこと数分。
バス停にも写真の展示が。
「せんとぴゅあ」の広場にもパネルの展示がたくさん。
町の至るところに、写真が工夫されて展示されているので、
散歩をしているだけでも新たな発見ができる。
最後に道の駅「道草館」へ。
木工雑貨から登山用アイテム、コーヒー豆やパンなど
地元で販売しているモノが揃い、
夏から秋には取り立ての新鮮な野菜も並ぶ。
最後は道草館のソフトクリームを買ってまったりと。
星型のパイ付きで、濃厚な甘さとあっさりとした甘さの、
2種類の牛乳ソフトクリームからできているのが嬉しい。
東川町文化ギャラリー → 郷土館 → 小西健二音楽堂 → 赤レンガ倉庫 → 東川駅跡の記念碑 → バス停 → せんとぴゅあ広場 → 道草館